深圳小梅沙エリア新海洋世界(深セン水族館)・<br>ハイエンドリゾートホテル
都市のプレゼンスを向上させる仕掛けづくり
中国・深セン市は近年急速に発展を遂げているハイテク都市ですが、沿岸部はリゾート都市としての性格も持っています。本プロジェクトは、そうした最先端を行く都市の魅力に加え、観光を通じた新たな都市戦略の要として計画されました。
水族館とホテル、商業施設と敷地の内外をペデストリアンデッキで接続し、南シナ海を循環する海流のように回遊性を持たせる構成で、エリア全体のアクティビティの活性化を目指しています。
深セン市は南シナ海に面しています。この海流や、深センという都市が持つエネルギーやポテンシャルを建築の造形や空間構成に取り入れ、躍動感のある渦を思わせる造形を提案しました。渦型の造形は展示プログラムや観覧動線・サポート動線を取り込み、合理的な構造による空間構成と合わせて「建築・構造・展示プログラムの同時性」を実現するための形状でもあります。
深淵の海底洞窟のようなエントランスを抜けた先には、南シナ海にある世界最深のブルーホールをテーマとする巨大な円筒型水槽が観覧客を出迎えます。ここを中心に、らせん状につながる3つのテーマを持った巨大水槽へとアクセスできます。それぞれの水槽は環境エンリッチメント(動物福祉)もテーマに、新たな建築空間と展示の融合を目指しています。