Tokyo Keizai University Kokubunji Campus
国分寺崖線と共にあるエコロジカルキャンパス
「国分寺崖線(がいせん)」は、多摩川が武蔵野台地を浸食してできた20kmにも及ぶ斜面地で、武蔵野の森の面影を残す多様な植生と崖の滞水面に見られる湧水が特徴のエリアです。
この崖線内に位置している東京経済大学国分寺キャンパスの敷地南半分の斜面は樹木の生い茂る鬱そうとした森であり、東京名湧水57選に選ばれた「新次郎池」をはじめ貴重な環境資源が今でも残されています。
本計画では、この自然をキャンパス全体に取り込み、森のような環境の中に多様な学生の居場所をつくることを一つのテーマとしました。既存校舎が分断していた南側の自然とキャンパスとのつながりを建物の再配置により回復し、緑をキャンパスの中心まで浸透させました。中央広場を取り囲む教室棟と図書館は回廊で結び、森につながる散策路も整備していします。回遊性の向上が学生の活動領域を広げ、新しい居場所が自然発生的に生まれることを意図しました。