Gメッセ群馬

弊社が設計を担当した「Gメッセ群馬」にて、「G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合」が開催されます。本会合は、2023年5月19日から21日までの開催が予定されているG7広島サミットの関係閣僚会合の一つとして開催されるものです。「関係閣僚会合」は、サミットに併せて行われる様々な分野での国際的な課題に関する議論の場で、高崎市をはじめとする全国14都市で開催されます。

Gメッセ群馬は、先行して完成した高崎芸術劇場や高崎アリーナとともに、高崎駅周辺エリアの発展をけん引し、群馬県の都市戦略を担う重要施設として位置づけられています。敷地は競馬場の跡地で、都市の中にある巨大な公園として地域住民に利用されていました。私たちは施設の周囲を馬場の記憶を残した公園緑地で囲み、イベント開催時以外でも地域の人々が散策できるパークコンベンションとして計画しました。
古くから交通の要衝として栄えた高崎の歴史的文脈を、人やモノ、情報が集まるコンベンション施設としての特性に重ね合わせ、展示棟と会議棟、東西軸と南北軸の2つのコンコースが交差し重なる施設構成としました。東西軸のコンコースは長さ180mにも及ぶ迫力のある空間を形成しています。 また、首都圏の近くに位置するコンベンション施設として、群馬の観光資源をアフターコンベンションの場として活用するために、歴史や産業、風土などのモチーフを室内外の様々な場所やランドスケープに取り込み、コンベンション施設としてだけでなく、群馬を国内外にアピールするための総合展示館としても計画しました。

施設概要

所在地
群馬県高崎市[ ]
構造
S、SRC造
規模
地上4階
延床面積
67,370m2
竣工
2020年3月

フォト & プロジェクト詳細