DYNAMIC
GROUND

多様な活動を繋げる一つのグランドレベル

Model Site

自然・経済・交通等多様な
ポテンシャルを秘めた「日比谷通り」

1: 多大な可能性をもつ「日比谷通り」

この構想にあたって「日比谷通り」(主に日比谷公園から芝公園の区間及びその周辺)をモデルにすることとしました。このエリアは、大規模な都市公園や魅力的な商業施設、多様な公共交通機関が集積し、大きな可能性を持っています。また、6車線の車道を持つ日比谷通りは、車中心から人中心の空間に転換されることで周辺の都市空間の使い方に多大なインパクトを与えます。周辺のポテンシャルを生かしたグランドレベルの転換について日比谷通りをモデルとして構想します。

2: 多様な都市機能が15分圏内に集積

近年、歩いて15分圏内で生活が完結する都市構造の整備が多くの都市で構想されています。その観点から分析すると、日比谷通り周辺は徒歩圏内の都市構造を考えるうえで様々な機能が理想的に集積しています。
例えば、自然環境については、日比谷公園、浜離宮、芝公園などの自然環境です。公園だけではなく、環境軸に位置づけられた環状2号線もあります。また、多様な都市機能としては、商業やオフィスなどだけではなく、大学病院や美術館、ホールなどもあり、様々な活動を支える多様なアメニティがあります。さらに、銀座、有楽町、汐留、新橋、虎ノ門などの日本を代表する業務中心地、また霞が関、永田町といった官庁街が隣接し、地下鉄などの公共交通も発達していることでビジネスの拠点としての魅力も高いです。
このように日比谷通り周辺のように15分圏内に多くの魅力を持つエリアにおいて、それらに接続する都市環境を整備することは非常に重要です。

日比谷の周辺のポテンシャル